第31回清掃・登山道整備活動

今年は3月に30周年記念事業の第30回清掃・登山道整備活動を実施しました。
この数年、雪の影響でゴミの収集及び登山道整備に支障が生じることもあって4月以降の開催を目指し、2回目の開催となりました。
2012年12月8日(土)快晴の青空で少し風が強いなか第31回清掃・登山道整備活動が217名(内自然保護部員17名一般参加3名)の参加者と関係の方々のご協力とご支援により実施されました。
     

清掃1コース 河原でゴミ収集

清掃3コース 西山林道を大倉へ
     
高齢者の方々が参加して活動できる大倉付近で清掃を3コース、大倉尾根と表尾根に林道を組み合わせた2コースと鍋割山頂コースを加えた6コースに171名が参加し、収集したゴミを可燃物と不燃別に分別し、パークセンター裏のバス駐車場で計測した結果379.4kgで、処分を秦野市に依頼しました。
今回、初めての試みとして清掃5コースにリヤカーを投入しました。
林道周辺には不法投棄による大型ゴミが毎年目に付きます。
急な斜面付近にあるゴミの回収は危険が伴いますので当会の清掃活動では写真を撮り、回収を秦野市に依頼するまでとしています。
林道で危険の伴わない場所にも大型ゴミを見受けますが持って帰ることが出来ず、その運搬に自然環境にとても最適なリヤカーの使用を決め、秦野市から秦野戸川パークセンターへ貸し出しの依頼をしていただき、パークセンターのご厚意により借用できました。
リヤカーを担当した会員の評判も良く、次回もその運用を効率よく実施したいと考えています。
登山道のゴミは一時期に比べ登山者のマナー低下が見られるようになってタバコやティッシュなどが少しづつ増えてきています。
また登山道以外への踏込みも多く目に付くようになりました。
この清掃・登山道整備活動を通して多くの登山者にマナー向上を呼び掛けと共に丹沢大山の自然再生活動をアッピールしていきましょう。林道周辺の傾斜地には、一般の生活ゴミや産業廃棄物の不法投棄が相変わらず目に付きます。
毎年同じコースで清掃活動を実施しているにもかかわらず林道周辺は毎年同じ量のゴミが集まります。
林道周辺の清掃活動は県民の貴重な水源を守る上で今後も継続していきます。
     

清掃5コース リヤカーにゴミ満載

清掃6コース ゴミの収穫
     
清掃活動に登山道整備が加わって8回になり、大倉尾根の水切り設置数は登山道整備及び毎月に巡視活動により40ヶ所になりました。
登山道整備は3コースに46名が参加し、1コースは鍋割山へ登山コースの入り口に大倉尾根以外で初めて水切りの設置を、2コースは大倉尾根の石畳終了付近から雑事場まで段差解消と土留めを、3コースは堀山下で昨年に続きヌカルミ対策をそれぞれ実施しました。
     

整備1コース 水切り工作

整備2コース 土留め杭打ち
     
午後3時から秦野戸川公園パークセンター前の広場で報告集会が行われ、当会理事長に続き県自然保護環境保全センター自然保護課長からそれぞれ挨拶をいただきました。
秦野市商工観光課長が公務で欠席となり急遽秦野ビジターセンター館長に挨拶をお願いして暖かい謝辞をいただきました。
式の最後は各コースのCL及びSLに感謝の拍手と自然保護部手製の丹沢ストラップを贈呈後、ビジターセンター館長にシャッターを押していただき参加者全員の記念写真撮影で終了しました。
清掃活動は当会創立以来継続している大きな会の行事です。
より多くの会員の皆様が参加されるようなコース設定を更に進めていきます。
登山道整備も水切り、段差解消、土留め、階段工補修などより工法を標準化して作業が混乱しないように改善を図っていきます。
自然保護部では清掃・登山道整備活動以外にヤビツとヤドリキの森つくりや大倉尾根の毎月巡視及び補修活動に加え植生回復活動など多彩な活動を実施しています。
丹沢の自然を守り次世代に緑を多く残すことを目指す活動にご理解とご協力をお願いいたします。
     

第31回清掃・登山道整備活動集合写真

清掃1コース

清掃2コース
     

清掃3コース

清掃4コース
     

清掃5コース

清掃6コース
     

整備1コース

整備2コース
     

整備3コース

リーダーの皆様
     
     
第30回清掃・登山道整備活動(2012/03)
第29回清掃・登山道整備活動(2011/03)
第28回清掃・登山道整備活動(2010/03)
第27回清掃・登山道整備活動(2009/03)
第26回清掃・登山道整備活動(2008/04)
第25回清掃・登山道整備活動(2007/04)
第24回清掃・登山道整備活動(2006/04)
第23回清掃登山(2005/04)