第30回清掃・登山道整備活動

この冬、全国的な寒波で丹沢も雪の降る日が多く、前日も雨が降りコンディションが心配されました。
2012年3月3日(土)曇り空のもと、会設立30周年記念事業の第30回清掃・登山道整備活動が289名(内自然保護部員14名一般参加33名)の参加者と関係の方々のご協力とご支援により盛大に実施されました。
     

清掃1コース 水無川

清掃2コース 大倉計量
     
今回、体力的に無理のないコースを加えた清掃の7つのコースには昨年を大幅に上回る256名が参加しました。清掃した場所は大倉バス停付近と毎月の月例山行で利用している大倉尾根を含めた4コースにヤビツ峠付近の2コースと鍋割山を加えた7箇所でした。
収集したゴミを可燃物と不燃別に分別し、パークセンター裏のバス駐車場で計測した結果326kgで、処分を秦野市に依頼しました。
登山道のゴミは登山者のマナー向上もあって大幅に減っています。
今回、1000m以上の高い地点は雪に覆われていてゴミの収集はほとんどできませんでした。
林道周辺の傾斜地には、一般の生活ゴミや産業廃棄物の不法投棄が相変わらず目に付きます。
毎年同じコースで清掃活動を実施しているにもかかわらず毎年同じ量のゴミを収集しているのが現状です。
林道周辺の清掃活動も貴重な水源を守る上で今後も継続すると共に、不法投棄防止策については秦野市と意見交換を進めていく予定です。
     

清掃4コース 天神平

清掃6コース 林道
     
清掃活動に登山道整備が加わって7回を数え、設置した水切りは今回の2ヶ所を加えて39箇所になりました。
ヌカルミ対策は昨年から始めた岩礫敷設方式を2ヶ所でおこないました。
登山道整備は33名が3班に別れ、1コースは丹沢ベース下から観音茶屋下までに水切り2ケ所と段差解消を、2コースは一本松ベンチ上でヌカルミ対策と駒止ベンチで土留めの設置、3コースは昨年富士見平でおこなったヌカルミ対策を続けて延長しました。
特に3コースでは初めて一般参加の3名が加わり、いろいろな情報交換ができたことはとても良い体験となりました。
     

整備1コース 水切り

整備3コース 一輪車
     
午後3時から秦野戸川公園パークセンター前の広場で報告集会が行われ、理事長の代理として山行統括部長より挨拶があり、続いて県自然保護環境保全センター自然保護公園部長さん、秦野市商工観光課課員さん、NEXCO中日本株式会社環境・技術管理副部長さんからそれぞれ祝辞と謝辞をいただきました。
その後30周年記念Tシャツの披露があり、ビジターセンター職員さんに記念写真のシャッターを押していただき、活動を無事終了しました。
丹沢大山自然再生活動の一つである県民協働事業に参加しているみろく山の会の自然保護活動は多くの関係者から注目を受けています。
この活動に300名近い参加者を集めたことで皆様の熱意と自然保護への関心の高さを改めて知ることが出来ました。
自然保護部も40周年に向けて心を新たにして部員一人ひとりの小さな力を集めて大切な丹沢の自然を守り次世代に緑を多く残すことを目指す我々の活動に取り組んでいきますので、会員皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
     

清掃3

清掃4
     

清掃5

清掃6
     

清掃7

整備1
     

整備2

整備3
     

公開スクール

閉会式 30周年記念Tシャツ
     

閉会式
     
第29回清掃・登山道整備活動(2011/03)
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第26回清掃・登山道整備活動(2008/04)
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