C山行 荒海山(分水嶺26)

日時・ランク・天候
2011年12月9日(金)〜11日(日)  C−C−9  晴  8人参加
コースタイム

集合 : 東武浅草駅       07時
解散 : 会津高原尾瀬口駅   18時30分

12月9日(金) 晴
山王トンネル10:44・・・11:02山王峠11:02・・・12:23雨量小屋12:23・・・12:41「1133手前」12:54・・・14:08「1062手前」14:18・・・14:50「1062過」

歩行時間 : 3時間20分
休憩時間 : 0時間46分

12月10日(土) 晴
幕営地7:22・・・9:04「1173」9:15・・・11:11送電線手前11:27・・・13:13「1273前」13:24・・・14:32幕営地

歩行時間 : 6時間20分
休憩時間 : 0時間50分

12月11日(日) 晴
幕営地6:43・・・8:30「1222先」8:40・・・9:30「1266分岐」9:39・・・10:43「1276」10:57・・・15:12林道15:13・・・16:33キャンプ場

歩行時間 : 8時間30分
休憩時間 : 1時間20分

報告事項

山王峠からしばらくは踏み跡があるが、基本的には藪漕ぎを強いられる。
荒海山東側には岩壁があり、この季節の登下降は難しい。今回も、1276から八総鉱 山跡に降りた。この下山路にもロープを使わないと降りられない崖があり、懸垂下降の技術を要す。
     

山行記
12月9日(金) 晴
男鹿高原は無人駅で下車したのは私達だけ。待っていたタクシーで山王峠へ。下野街道にあった観音像はこの街道を利用する幾人を見守ったことだろう。街道を離れ旧山王峠へと入る。薄くついた雪の下には落ち葉が厚く積もり滑りやすい。ロボット降雨計を過ぎると荒海山が現われた。その山容はやはり群を抜いている。今日のヤブはクロモジの灌木。さわやかな香りがあたり一面漂っているような錯覚。尾根にテント2張り分の場所を見つけ幕営。1062m付近。
夕食・チーズフォンデュー

12月10日(土) 晴
朝はゆっくりと出発。夜間の降雪で栃木県側にも雪が積もる。あちこち、新しいクマの足跡だらけ。早く出発していたら遭遇していたかかも。この時期に未だ冬ごもりに入っていないのは、秋の実りが少なかったのか、それとも温度が十分に低くないのか。下郷線の鉄塔を通過。その後、アスナロの灌木の大ヤブに突入。木々の間から見あげるとまっ青な空と裸の枝に積もった綿のような雪が美しい。今夜は皆既月食。1246m付近幕営。
朝・うどん、夜・カレー

12月11日(日) 晴
今日のヤブは笹、登山道が近くなったのか荒海山の古い道標が木にかかっていた。荒海山は大きく近づいたが、11時、1276mでエスケープルートへと舵をきる。懸垂下降を繰り返すこと4回。四苦八苦する私達の近くをサルの群れが駆け下りる。15:30登山道との合流点に到着。その後八総鉱山跡から夢の湯に。入浴後、尾瀬口18:35の電車で浅草へ。
朝・ふぐ茶漬け

このような山行ではGPSの威力を思い知らされる。それもグループの中で数人の携帯が望まれる。最低限のロープワークに習熟していることも必要。何回もロープを出して下さったリーダーの方々、ありがとうござあいました。無事に帰ることが出来ました。

  



ロボット雨量観測所を通過 木々の隙間から太郎と次郎を望む
巡視路が終わると激藪が待っていた 正面に荒海山を望むテントサイト
     
力自慢はゴボウで降りる    さすがSL