日時・ランク・天候 2011年5月27日(金)〜29日(日) B・B 曇、曇、雨  22人参加
 
  コースタイム  @横浜駅6:40=11:20斑尾登山口13:00…13:20斑尾登山頂13:30…14:50大明神15:00…15:20斑尾山頂15:25…15:50万坂峠16:00…16:20万坂袴湿原16:30…17:10赤池17:50=18:00宿秋桜 

A宿8:00=8:20赤池8:30…9:00沼の原湿原9:10…10:00希望湖10:10…11:00毛無山11:20…12:10涌井新池12:50…14:20涌井バス停14:30=15:00日帰り温泉16:00=16:20宿秋桜

B宿8:30=9:00千曲川道の駅9:40=15:00横浜万里橋
  報告 
1日目、2日目は横浜は雨だったが、現地は曇(丁度梅雨入りのころ)
3日目は雨のため山行中止、直接横浜に帰る 
 
山行ルートがどのへんにあるかを示す地図。野尻湖の東側にある。


もうちょっと詳しい山行ルート地図(2日目の最初の点線以外はGPS)
 
 

 長野と新潟の県境に連なる関田山脈は、ブナ林に育まれた豊かな自然が残る里山です。信州と越後の人々の生活や文化を結ぶ16もの峠道があり、高いところで、1,000mの山脈で、雪は3mを超える豪雪地帯であり、貴重な自然が今も残されています。
 今回、私たちは斑尾から涌井までの19.2kmを歩きました。今年は雪が多く、季節は半月ほど遅い春の芽吹きと花々を見ることができました。この2日間で、タムシバ、オオカメノキの花、水ばしょう、紫アカヤシオなど、書き切れないほどの花々があり、皆さんとラッキーの連続でした。私はショウジョウバカマの群生が気に入り、気持ちがなごみ、そこにいつまでもいたい心地良さでした。展望は妙高山や火打山の雪をたたえた姿が素晴らしいものでした。次回は涌井から関田峠までの21kmを6月24日から26日までを歩きます。ブナ林が見れると思うとワクワクしてきます。3日目が雨で、残念でしたが、皆さん大満足でした。

 台風2号の行方を気にしながらの信越トレイルに参加。遊歩百景に選ばれ、熊の出没を恐れ、鈴を鳴らしながら歩く。ブナ林が素晴らしく、大明神岳からは残雪をかぶった山々が望める。絶滅危惧種のヤエガワ白樺の木にも会え、湿原ではミツガシワ、リュウキンカ、山椒魚の卵が真っ白でゆで卵のよう。峠の両側にはユキツバキ、見あげればオオカメノキ、タムシバに真っ白な花が。目を移すと紫ヤシオツツジが・・・。森は生物、植物を育んで大事な役目を果たしているだなあと。泊まった宿は家族的で木の実の果実酒を20種以上つくってあり、試飲させてくれる。3日目はあいにく雨でトレッキングは中止。途中道の駅に寄り、地元にお金を遣って、一路横浜へ。

 出発前の天気予報では、台風の影響で雨を覚悟していましたが、予想外の天気となり、ブナの新緑の素晴らしいこと、また雪が木陰に残っているところもあり、雪解けの花も見ることができ、感動する。
 ウド、ワラビ、フキ等の山菜を、童心に帰り、無我夢中で採取し楽しむことができました。また宿のペンション秋桜では、山ブドウ、ウワミズザクラ、アンズ、ナナカマドの自慢の自家製果実酒を振舞ってもらい、ほろ酔い気持ちになり、思い出深い山行なる。今後も信越トレイルが楽しみである。


斑尾山登り

ウスバサイシン

タムシバとオオカメノキ

斑尾山頂で

大明神当たりのブナ林

大明神から野尻湖

妙高山

ユキツバキ

万坂峠

エンレイソウ

サンカヨウ

キクザキイチゲ

赤池からのブナ林

山をおり沼の原湿原へ

沼の原湿原案内標識

リュウキンカと水ばしょう

ミツガシワ

木道とミツガシワ

ヤエガワ白樺

毛無山から奥志賀方面

毛無山頂で

ショウジョウバカマ

収穫した山ウド

ウワミズザクラ