沢合宿in西丹沢

日時・ランク・天候・人数
 2010年5月15日(土)〜16日(日) 晴 43人参加

@ マスキ嵐沢 (初級) D−C−6 11人
A モロクボ沢 (初級) D−B−7 8人
B 鬼石沢 (初級) D−B−6 6人
C 小川谷 (中級) D−C−8 7人
D 箱根屋沢 (中級) D−C−5 5人
E 弥七沢 (上級) D−C−7 7人
コースタイム
1日目
集合:西丹沢奥箒沢山の家 17時
自炊泊

2日目
出発:7時から8時それぞれの入渓点へ
解散:それぞれの下山点で16時〜17時
〜 山 行 記 〜

毎年恒例の沢合宿を今年は5月15、16日の両日西丹沢で実施しました。43人の参加者は15日の午後箒沢山の家に集まり、前夜祭を兼ねて、飲んで食べて、語り合い、会員同志の親睦を深めました。

翌16日は朝から青空が広がり絶好の沢日和。各コース(マスキ嵐沢・モロクボ沢・鬼石沢・小川谷廊下・箱根屋沢・弥七沢)は7時から8時の間に順次出発、皆んな昨夜の酒気は消えているようでまずは安心。天気は快晴ですが、この時期は沢の水温も低く、滝場の順番待ちでは寒さに震えました。しかし、両岸にせまる新緑のもと、次々と現れる滝を乗り越えていくのは爽快なものです。

めったに入渓する人のいない弥七沢パーティーは遡行中に白骨死体を発見し警察に届けました。同じようなことが以前上州武尊の川場谷でもありました。一つ残念なことは小川谷パーティーの一人が入渓点に近いF2を過ぎた小滝で、水面より60cmの高さで足を滑らせ、水中に足をついた際に足元が安定せず膝を捻ってしまったこと、 遡行を断念しCL他1名が付き添って下山しました。残りのメンバーはMさんがリーダーとなって遡行を続行しました。

最後に沢登とはどんなものか述べてみます。字のとおり沢を辿って目指す山の頂上や稜線まで登ります。当然登山道はありません。滝があれば直登(岩登り)するか高巻きします。滝壺では泳ぐこともあります。上流に行くに従って沢が枝分かれします。右か左かルートファインディングが重要になります。水が無くなった源頭から稜線まではヤブ漕ぎを強いられます。流程の長い沢では渓中泊も必要となります。このように沢登りには登山の要素が凝縮されています。

沢登りにチャレンジしたい方は沢教室に参加して、基礎的な知識と技術を学んでください。来年3月に開校を予定しています。必要な用具はハーネス、ヘルメット、沢靴、確保器、カラビナ、スリング各種、その他小物類を揃えて約5万円ぐらいです。お待ちしています。
  

箒沢山の家に全員集合
  
マスキ嵐沢F2滝(2段6m)
  
モロクボ沢の滑滝
  
鬼石沢F3滝(3段20m)
    
弥七沢ひょんぐりの滝2段10m
  
箱根屋沢F8の人工登攀15m
  

過去の山行記録