C山行

日時・ランク・天候
   21年4月18〜19日   C-C-8   晴れ    17名

山行記

 18日、浦佐駅からタクシーで駒の湯P近くまで入る。途中の街道は」たくさんの桜が満開で今年2度目のお花見を楽しむ。

 8:50 晴天の下、前方に越後駒ケ岳の勇姿を見ながら皆、元気に出発。道行沢の吊橋は雪の重みで板が折れてしまうので冬季だけ渡り板をはずしてあり、やっと一人が歩けるくらいの板を注意した渡った。小倉尾根に入ると暫く緩急の登りが長く続いた。尾根道は雪も解けて、可愛いイワウチワが少しずつ顔を見せてくれ疲れを癒してくれる。例年だと4月下旬から咲き始めると聞いていたのでイワウチワの群生が見えてくると皆、大感激!!ショウジョウバカマ・カタクリ・マンサク・タムシバ・そしてたくさんのイワウチワを鑑賞しながら登る。黄色のギフチョウも飛んでいる。尾根も950mを過ぎると残雪に変わった。

 10:40 910m栗の木の頭付近で小休止。樹林帯の緩い登りを進むと小倉山直下に出る。急登の雪壁が私達の行く手を阻むようだ。雪をキックして足場を確保しながら一歩ずつ進む。急に壁が無くなり雪庇の上に立ち上がりホッとする。小倉山からは枝折峠の向こうに雄大な荒沢岳・前方には中ノ岳・右に荒々しい軍界尾根がせまって眺めが素晴らしい。緩斜面を登り暫くすると百草ノ池付に近出たが池は深い雪の下で水面に移る景色を想像する。前駒の上から3人のスキーヤーが滑ってきた。勿論、下からスキーにシールを貼って登って来たのです。気持ち良さそうで羨ましい。日本海から佐渡ヶ島・越後の深山の大パノラマである。前駒のピークで小休止してからさらに雪の急登を進む。ここを登れば駒の小屋です。最後の力を込めて登ると急に目の前に小屋が現れて皆の顔が笑顔に変わり、握手をかわした。

 16:00、駒の小屋到着。小屋は雪に覆われて一階の扉が開かないので鉄梯子を登り二階から入った。(40人位の素泊まりのみで冬季は管理人がいない)

 19日、4:30起床 防寒の身支度で越後駒ヶ岳を目指して出発。風が強く東の山から日の出が眩しい。強風で雪が舞い上がる斜面を登ると越後駒ケ岳に到着。お湯で乾杯して記念写真を撮る。目の前に八海山、南に中ノ岳の越後三山のアルペン的で雄大な姿に感激する。小屋に戻り朝食を済ませアイゼンをつけて7:40出発する。急斜面を下山し始めるとすっかり晴天になり暑くて防寒着をぬぐ。平ヶ岳、燧ケ岳、遠くは北アルプス連邦が望まれる素晴らしい景色だ。素晴らしいアルペン的な越後の山々に酔いしれながら下山をする。小倉山の直下の急斜面は滑り落ちるくらいの急効果であった。栗の木の頭付近を過ぎ少し下ると雪がなくなって来たので。アイゼンをはずした。かわいいイワウチワや花達がたくさん咲き誇り私達をワクワクさせてくれます。奥多摩のイワウチワやカタクリより花が大きくまっすぐに凛と立っている姿はとても力強く優しく感じます。きびしく深い雪の中から頑張って出てきたからでしょうか。特に可憐で上品なイワウチワは大人気でした。

 12:30 駒の湯Pに全員、無事下山。皆。皆、握手して越後駒ヶ岳に感謝する。






急斜面を登る! 冬の駒の小屋 カタクリ
駒ケ岳山頂にて 駒ケ岳よりの日の出!