ゴミ問題

「森に入ると穏やかな気持ちになっている自分に気づきます」とは当会のリーダー女史の言葉ですが、その丹沢の山道では近頃捨てられたごみを見かけることが少なくなりました。これは多くの団体が永年に亘ってごみ問題に取り組んできた成果でありますが、当会も自然保護活動の柱として、会創立以来23年、丹沢の清掃活動をおこなってきました。

最近の清掃登山実績 ( )内は非会員数
実施日 清掃対象地域 参加者数 ごみ撤去量
20 2002.10.27 新大日、オバケ沢、大倉 236( 9)人 2,381 kg
21 2003.10.26 大山16丁目、同周辺山麓 272(24)人 2,566 kg
22 2004.10.24 大山16丁目、同周辺山麓 291(57)人 1,323 kg
23 2005.04.10 大山山頂、同周辺山麓 288(27)人 1,488 kg
 2005年は前年に続いて3年目となる大山及び周辺山麓で実施しました。 清掃資材は神奈川県自然環境保全センターより提供していただき、収集したごみは大山観光協会の協力を得て伊勢原市に引き取っていただきました。
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山を覆う森林は山を守ると共に水を蓄え動植物をはぐくみます。また新緑・紅葉・落葉・木陰・花・香りなどさまざまな形で私たちにやすらぎを与えてくれます。

 小草平 みろく山の会創立10周年に小草平にブナの記念植樹をおこないました。現在29本が成長を続け、樹高は標本木5本の平均で3.5mになっています(2005.10.1測定)。ここは柵により動物の採食から保護されていますのでブナの成長に伴って下草刈を止めてから野草たちの自然な競演の場となりました。そこでこの機会に保護柵内外ではどのような花が咲くのか、何種類の植物があるのか、鹿の採食の影響などを調べました。
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 ヤビツの森  会創立20周年(2001年)にヤビツの森に1500本の落葉広葉樹の記念植樹をおこないました。ケヤキ、イロハモミジ、ヤマボウシ、ブナ、コナラなどの10年後、20年後に思いを馳せながら毎年下草刈りをおこなっています。
標本木を定め成長の記録として樹高を計測しています。
調査年月日 @ A B C D E F G H I
ケヤキ イロハモミジ ヤマボウシ ブナ コナラ ケヤキ イロハモミジ ブナ コナラ ヤマボウシ
2003.06.20 146 147 96 121  94 113 114 117 107 129
2005.02.26 142 172 172 178 113 120 167 138 180 212
2005.10.30 枯れ? 204 198 232 176 140 210 185 182 243
2006.09.28 130 220 190 248 175 143 235 220 枯れ? 275
2007.11.17 173 247 190 312 220 220 273 253 257 324

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土壌調査

1998年より10年継続として西丹沢を含む20地点で試料を採取し、酸性度およびマグネシュウムとカルシュウムの濃度を測定しています。丹沢の植生保護にこれらの蓄積されたデータが役立つものと期待しています。

 酸性度  東丹沢12地点の酸性度は前年に比べ、8地点で変わっていないものの、4地点では高くなっています。また西丹沢では幼樹を含めて健全な樹木が多くみられるがph5.0〜ph4.0と必ずしも良い数値ではなく東西丹沢ともに酸性化が進んでいると思われます。

 ミネラル濃度  植物体内の酸性度に影響を与えるカルシュウムからみると東丹沢は12地点中9か所で200以下と不足しているところが多く、西丹沢も尾根沿い2箇所で90以下と不足しているところがあります。 なお大又沢沿いの4か所は294以上と適量でした。
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登山道の整備  

 登山と自然の共生を目指す新たな自然保護活動として登山道の整備に2005年から取り組みはじめました。まず、大倉尾根登山道下部を対象として、「水切り」の設置と「ぬかるみ」対策をおこないます。
 水切りは登山道に流れる雨水を斜めに導き、土砂の流失を防止するために設ける木製などの溝です。
 またぬかるみ対策としてウッドチップ敷設をおこないます。ズボンの裾を汚し歩きにくい登山道を、弾力のある心地よい登山道へと改善したいものです。これにより登山道の脇を歩くことがなくなり、踏みつけによる植生の破壊と表土の流失防止を期待できます。
 この活動は神奈川県自然環境保全センターの指導と資材の提供を受け10回に及ぶ調査と試行を重ねてきました。そして2006年4月から「登山道整備活動」を開始いたしました。
実施日 清掃コース 登山道整備コース 参加者合計
参加者数 収集ゴミ量 水切り ウッドチップ
24 2006.4.22 66人 122kg 78(8)人 91人 235(8)人
25 2007.4.21 118人 671kg 51(6)人 42人 211(6)人

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し尿問題

 当初は「し尿持ち帰り」を目標にしていましたが、広い支持を得ることが難しく足ぶみ状態が続きました。現在はトイレの増設、整備を行政に働きかける一つの手法としての水質調査に取り組んでいます。

 水質調査 昨年、一昨年の大山5水系の大腸菌群数/mlです。 (−は調査をしていません)
採取日 カンスコロバシ沢
 諸戸
春岳沢
髭僧ノ滝
大山川
二重滝
ヤビツ峠
陳賀沢
日向川
大山沢
石尊沢
二俣
2004.06.03 - 6 3 5 -
2004.12.03 不検出 2 1 8 2
2005.05.06 6 3 4 3 2
2005.12.13 1 3 23
(2006.1.6採取)
2 4
2006.05.31 4 13 0 3
(2006.6.7採取)
45
(上流工事中)
2
2007.12.16 1 13 3 7 2

 キャン
   ペーン
毎年、清掃登山と同時に「ゴミ・落し紙持ち帰りキャンペーン」を登山者の意識向上へむけて駅頭・山頂などで実施しています。


地方自治体や
   地元諸団体などとの連携
ゴミ問題、植樹地管理、各種調査、登山道整備など活動全般にわたって、県や地方行政、関係団体、地元と連携し、協力・支援を頂いています。