大倉尾根
ミヤマクマザサ植栽活動報告
 
昨年3月雪が残るヤビツ峠から台ノ岳の間で採取したミヤマクマザサの地下茎をNEXCO緑化センターで一年間育成した地域性苗の植栽を3月28日(木)に行いました。
大倉尾根の見晴上部にある木道の脇(会水切りNO.14-1下)は歩き難い木道を避けて歩く登山者が多く、斜面が裸地化になっています。踏込を防ぐ目的で枯れ木や枯れ枝を置いても数日で取り払われることが絶えずあり、ロープによる侵入防止の効果も同様に期待できないことは過去いろいろな個所で経験しています。裸地化した斜面に苗木の植栽を行うことで緑化回復を図り、登山者が木道を避けて登山道以外の斜面に入り込みを防ぐ意図でこの活動を始めました。
当日8時大倉バス停にNEXCO中日本から3名、滋賀にある緑化センターから2名が車に苗の入った段ボール10箱を搬送。保全センターから1名、みろく山の会自然保護部員が7名合計13名が集まりました。
 

背負子に段ボール取り付け

木道脇の裸地化した斜面に踏み跡
 
苗が6〜7ポット入った段ボールの重量は10kg弱、一人で2箱を背負子で運ぶ部員もいて70ポットを現場まで荷揚げ。
倉庫@にある道具類・やし繊維ネットの運搬と植栽後に使う水を高原の家まで汲みに行くメンバーに分かれて作業開始。
木道脇の固くなった斜面を耕し、左側斜面には長さ14m幅2mのヤシネットを敷いてから苗を1m間隔で60ポットを、右側斜面には長さネットなしで5m幅1mに10ポットをそれぞれ植え付けました。
 

植栽後
 

平成25年3月28日 大倉尾根ミヤマクマザサ植栽